半日、シュレッダーをかけて過ごす。
今週はアウトプット続きで、一通り済んだ後の頭の芯をほぐすのにはこういう右から左に流すだけの虚の作業がぴったり。 *** 朝、枕頭から文庫本を一冊。『ジャージの二人』(長嶋有/集英社文庫)。三月の終わりに買って、夏の山荘の話なので暑くなったら、と積んでおいた。その後、映画化の話題→劇場ではチラシ→書店では新装版の文庫平積み→雑誌「ダ・ヴィンチ」では関係者の対談記事→いつも読んでいるブログでも登場、と、サブリミナル効果のようなジャージジャージジャージ攻撃があって、ジャー読むか、となった。梅雨明けはまだだが、今朝も十分な晴天。もう、いいだろう。 とびとびでしか追っていないけれど、現在新聞で連載中の「ねたあとに」を読んでいるので、出てくる山荘や人物だけでなく、小説そのものも知らない場所という感じがあまりなかった。 同じ作家の『夕子ちゃんの近道』も好きだったがこれも良いな、と読んだ。その良さは、柴崎友香の解説に明らか。 「でも、夜がこんなに暗いってことを東京の人にどんなに説明しても、うまく説明できないの。いいなあとか、星が綺麗なんでしょうとか、そんなふうにいわれちゃうの」いいなあとか、そういうんじゃなくて、暗いってことだけ伝えたいのにな。 (『ジャージの二人』長嶋有/集英社文庫p.169) これ、分かるなあ。暗いってことだけ伝えたいのも、それがうまく説明できないのも。 わたしなど、暗いってことだけが伝わる伝え方をいつも模索しているようなものだ。 *** ありがたいことに、またアウトプットの機会が増えそうなしらせ。またせっせとインプットしてゆこう。トップバッター『ジャージの二人』がヒットで、幸先が良い。 *** そうそう、電車の中でこの本を読んでいると、隣に座った女子大生風の子が、紙袋からアルフォートを取り出した。奇遇。 by sakk33 | 2008-07-10 19:58 | 読書/Book
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